Leisurely Mommy

楽に楽しく暮らしたいしある程度節約もしたいし明らかに貧乏臭い感じも嫌という欲張りな気持ちをなんとかバランス良くやっていきたいという日々の記録です

お金を稼ぐことへの意識の変化

稼ぐことについての意識の話です。

今回は特に絵についてフィーチャーして書いてみました。

 

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絵を売らなかった時代

私は趣味で絵をずっと描いていますが、ちょうど1年前くらいから絵を売ることに積極的になり始めました。

それまでは好きなことを自由にやらせてもらってるのにそれでお金を稼ぐのは悪いことなんじゃないか?という意識が少しありました。

それと正直、販売することにめんどくささを感じてしまっていました。

1年以上前はほとんど絵を売った経験がなく、面倒という気持ちを正当化するために

「自分の命を削ったような絵はなるべく人の元に渡したくない」

などと言っていましたw

確かにそういう気持ちも無くは無いんですが、面倒というのが1番の理由にあった癖に何となく耳触りの良い言葉で濁そうとしていたという事実はカッコ悪かったなと思います笑

タイに来てすぐくらいに描いた絵を知り合いに譲って欲しいと言われて発送した経験があったので、タイからでもわりと販売可能ということはわかっていました。

ですが知り合いならば多少の発送ミスなんかがあったとしてまだ許されるとしても、全く知らない人へも販売するとなるとちょっと慣れなくて怖いなという思いがありました。

これは言い訳ですが…

そういう理由もあって2年ほどはネット上で関わった方の数人から「この絵が欲しいです!」と言っていただいてもほぼ思考停止で販売を拒否してしまっていました。

その時を逃して以降売り出しても購入していただけていない絵もあるので、縁は大事にしないといけないなぁとひしひしと感じております。

購入したいと言っていただいてから1年以上経って販売したにも関わらず実際に購入してくださった方も5人ほどいらっしゃるので、購入したいと言ってくださることがどれだけ有難いかということも改めて実感できました。

ちゃんと販売をし始めて本当に良かったなぁと思います。

絵を買ってくださるということはお世辞などではなく、本当に誰かから必要とされているんだなと実感できる体験なので、心から自己肯定できる瞬間です。

 

意識が変わったきっかけ

私がほぼ思考停止で販売を拒否していた時期に頑固な頭を解きほぐしてくれたのは、友人との再会がきっかけでした。

去年の5月、たまたまSNSでのやり取りをきっかけに久しぶりに会うことになったのですが、自営業を営んでいるその友人(学生時代の男友達)とお金を稼ぐことについての話を今までに無いくらい真剣に話しました。

お金稼ぎについての話をするために会ったわけでは無いのですが、やはり自営業で暮らしている人はお金についての考えが明確です。

その友人は、

「欲しいと言われてお金を出すとも言われているのに何故売らないのか全くわからない。めんどくさいだなんて言ってられないでしょ。稼ぐことに対して罪悪感なんて持つ必要ないよ。欲しいと言ってくれてるのに売らない方がむしろ悪いよ!」

などと言っていました。

この、”欲しいと言ってくれてるのに売らない方がむしろ悪い”という言葉がすごく胸に響きました。

その言葉で私の頑固な頭が一瞬で解きほぐされたのを覚えています。

たしかにその通りです。

お金というものは欲しいと思うものを買うためにあるもので、そのために人はお金を保持しているのです。

お金で買えるなら買えた方が絶対に有難いはずなんです。

それまで私は頭のどこかで、お金を稼ぐ=自分だけが得することのように勘違いしていました。

趣味で好きでやってることなので尚更でした。

ですが無理矢理売りつけるわけでもなく、欲しいと思ってくださっている方にそれ相応の値段で提供するというのは全然悪いことではなくむしろ良いことでした。

めんどくさがって提供する場を持たないというのはただ怠惰であるだけなんですよね。

本当にどうしても家に置いておきたかったりクオリティーが満足できないなどの作品は別ですが、基本的にはなるべくお客様の手に取れるような場を作るということで初めて自分のやってきたことが社会貢献に繋がるよなという意識に変わりました。

本当は展示などをもっとしたいとは思いますが、まず今出来る範囲での活動を怠らずにやるべきです。

 

購入していただくことで感じる喜び

本格的にネット販売を始めて実際にいくつか購入して頂きましたが、その時の喜びは一つ一つが全て忘れられない経験です。

値段がいくらとかでは無いんです。

もちろん高価にも関わらず購入していただいた際の喜びはかなり大きいですが、とにかく”お金を払ってでも手に入れたい”と思ってくださったという事実が最高の喜びなんです。

作品を作ってまず「良い!」と思っていただいた時が第一段階の喜びです。

次に言葉や何かしらの反応で「良い!」「好き!」などとこちらにわかるように示していただいた時が第二段階の喜びです。

コメントやボタンを押す労力を使って示していただくだけでも十分嬉しいですよね。

そのまた次に「欲しい!」「買いたい!」と言っていただいたり思っていただいた時が第三段階の喜びです。

そこまで至るというのはその方の何処かしらのツボにハマらないと無いことなので、なかなかの難易度です。

そしてここまでの段階を飛び越えて、お金やお部屋の状況なんかも考慮した上で実際にお金を出していただくまで至る”購入”という第四段階のステージは相当な奇跡なんです!

なので本当に嬉しいというのと同時に、とても感慨深い気持ちになります。

オーダーメイドでは無く自分が好きで描いた絵を購入していただいた場合の感慨深さは特にです。

もしあの形にしていなかったら…もしあの色を選んでいなかったら…この方のどこかしらのツボには合わなかったかもしれない!

ということなんです。

いくつもの要因が重なってやっと繋がることなので、運命とすら感じたりします。

そんなことをじわじわと感じて、なんだか全てが報われたような気持ちになります。

この気持ちは絵を販売しない限りは味わえません。

なので私はやっぱり自分の為にも誰かの為にも、販売作業を怠らずもっと精力的に絵の販売をしていきたいと思いました。

 

まとめ

完全なる趣味の時と違って、お金を頂くことによって生まれる良い緊張感は自分の技術の向上を早める為にも役立つと思います。

またただの褒め合いとは違い(それはそれで嬉しいですが)、自分の実力や求められているスキルなどが有り有りとわかるようになります。

こうなってからが本当のスタートとも言えるので、”まだ売り出す段階じゃない”などと出し渋ることはせず、販売できる作品は一度販売してみることをオススメします。

私自身もまだスタートしたばかりなので、これから試行錯誤をしつつ頑張っていきます!